皆さんは扉の開け閉めに欠かせないカギの修理基準を知っていますか？ひとつの基準としては使用していて違和感が生じたときです。最初は些細な違和感で収まりますが、予期していない鍵トラブルは急に起こるものです。「いつもと違うな」と違和感があるときは、目には見えないだけで鍵修理が必要な機会かもしれないので、プロへの相談を検討しましょう。

◎鍵修理の前に

鍵修理は自身で行うことも可能ですが、鍵修理のやり方や方法を間違えてしまうと、新たに鍵トラブルを生みかねません。自分のせいでさらなる鍵トラブルを生んでしまった、なんて痛い目にあった経験がある方もいると思います。例えば家に帰ってカギを刺したら奥まで刺さらない時に、油でカギを滑らせれば奥まで届くかもという発想で鍵穴に油を塗って鍵修理をした場合、一時的に滑りは良くなりますが、べたべたとした油が鍵穴のちり・ほこりを巻き込んで広がり、最終的には鍵修理が不可能・困難になってしまう可能性があるからです。カギが奥まで刺さらない原因はちり・ほこりが原因の場合があるので、もし刺さらない時には、ハンカチなどの布でそっと鍵穴を掃除したり、鍵穴に息を吹きかけてほこりを落としたりして鍵穴をきれいにしましょう。鍵修理に関するお手入れ方法を知っておくといざというときに助かります。

◎鍵修理の方法

さまざまな鍵トラブルがあるなかで、皆さんはどのように鍵修理されているか知っていますか？カギが途中で折れ残ったといった鍵トラブル時の鍵修理を例としてご紹介します。プロは鍵トラブルを見て最適な方法で鍵修理をしていきます。カギが折れ残ってしまった場合の多くはシリンダーと呼ばれる、鍵穴の部分を取り外して鍵トラブルを解決します。シリンダーの取り外しは鍵修理をするドアを開きっぱなしにして、カギの横に付属している金属プレートのねじを外していきます。このプレート部分はフロントねじの部分はボルトと呼ばれています。ボルトを取り外していくと、シリンダーを固定している金属の棒があるのでこれを引き抜いていきます。シリンダー固定ピンと呼ばるピンを引き抜き終わると、シリンダーが自由に取り外せるようになります。あとは反対側から折れ残ったカギを取り除き、シリンダーを先ほどの逆の作業をして元に戻して鍵修理が完了です。一見簡単そうに見えますがプロが行わないと時間がかかるだけでなくさらなる鍵トラブルにつながるケースがあります。多くの鍵トラブルはシリンダーの取り外しで原因がわかり解決することが出来ますが、シリンダーの取り外しができなく鍵穴に破片が折れ残る時もあります。そのときはピンバイスという道具を使って鍵修理します。金属の棒の先に小さなドリルがついていて、鍵穴に差し込んで折れ残ったものにドリルで穴をあけて引き抜いて鍵トラブルを解消します。鍵穴に損傷が起きると鍵交換の鍵トラブルに陥ってしまうので精巧な技術を必要とする鍵修理です。ピンバイス自体はプラモデルの作成などにも使用されているので購入したり元から持っていたりすれば、鍵修理を自分で行えると思う方もいるかもしれませんが、素人が鍵修理をするとさらなるトラブルを生みかねないのでプロに鍵修理の依頼をするようにしましょう。このように鍵修理で解決するケースもありますが、残念ながら状態が悪かったり鍵修理で解決できない場合は破錠など大掛かりな作業となることがあります。破錠は、ドリルやホールソー(金属板や木材に穴をあける際に使う刃)、金属を切断するのこぎりを使うなどして行います。

◎鍵交換の費用

鍵交換は鍵修理ができない場合やかぎを紛失した際にも行います。鍵交換は種類によって価格も変わるので、鍵修理より費用がかかる場合があります。玄関のカギを例にとると、種類はシリンダータイプ・ドアノブタイプ・引き違い戸・プッシュプルタイプ・レバーハンドルタイプ・電気錠・電子錠などが代表的です。この中でシリンダー、ドアノブ、プッシュプルタイプは10,000～30,000円程度で鍵交換が可能です。プッシュプルタイプは13,000円程度から交換可能ですが種類によっては珍しい特殊なものもあり交換金額が高額になることもあります。また、引き違い戸は安いものは8,500円程度から鍵交換が可能で、高額なものでも30,000円以上になります。最後に電気錠や電子錠は30,000円程度から材料によっては100,000円を超えてしまうものまで幅広い価格設定になっています。防犯性の高い電子錠・電気錠を採用している家庭は増加傾向にあります。

◎鍵修理や鍵交換は当社まで

鍵修理などの鍵トラブルは素人が手を出すとさらにトラブルにつながる恐れがあるためプロに任せるようにしましょう。当社では事前に無料でお見積書を発行しており、安心して鍵トラブルについてご相談いただくことが出来ます。鍵修理をご検討の際はお気軽にお問い合わせください。